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応用編(三年目)|ファンをつくり、演奏会と教室で収益を安定させるガイド
このページについて
このページは、演奏活動実践スクールで「一年目の基礎」「二年目のステップアップ」を経て、
三年目以降の「応用編」に進みたい方向けのガイドです。
高齢者施設での演奏だけでなく、
- SNSやリアルの集まりを通じてファンをつくる
- 自分主催の演奏会(ライブ)を企画・開催する
- リアル開催にオンライン配信・動画視聴権販売を組み合わせる
- ファンクラブや教室運営で、安定した収入の土台をつくる
といった、「もっと自由に・楽しく・収益性の高い」ステージに進むための道筋をまとめています。
すべてを一度に行う必要はありません。気になるところから、少しずつ取り入れてみてください。
応用編で使用する企画書・案内文・SNSなどの各種テンプレートは、
こちらの「演奏活動テンプレート集」にまとめてあります。
必要なものをご自由にご活用ください。
1.三年目(応用編)の全体像とゴール
三年目以降の大きなテーマは、
「ファンと継続的なつながりを持ち、自分で企画した場で演奏し、安定した収入源を育てる」ことです。
主なゴールのイメージは次の通りです。
- SNSやリアルの場を通じて「自分の演奏を応援してくれる人」を増やす
- 自分主催の小さな演奏会(ライブ)を企画・開催してみる
- リアル演奏会にオンライン配信や動画視聴権販売を組み合わせる
- ファンクラブ・サブスク・教室運営など、継続的な収入の仕組みをつくる
高齢者施設での演奏は、社会貢献と実績づくりにとても大切です。
その上で、「自分のファンに向けた時間」を持つことで、
音楽活動の楽しさと収益性の両方を高めていくことができます。
2.SNSでファンを育てる基本戦略
ファンづくりの土台となるのが、日々のSNS発信です。
難しいことをする必要はなく、「演奏を軸にした、等身大の日常」を少しずつ届けていきます。
【主な使用SNSのイメージ】
- YouTube:演奏動画の“資産”を積み上げる場所
- Instagram・Threads:世界観と日常、想いを伝える場所
- LINE公式:大事なお知らせ・演奏会のご案内を届ける場所
【ファンを意識した投稿のポイント】
- 「演奏動画」だけでなく、「準備の様子」や「心の動き」も少しずつ見せる
- 季節の曲・懐かしい曲の背景エピソードを添える
- 演奏会やレッスンの告知は、「応援してくださる方へ」の気持ちを込めて書く
最初からたくさんの反応を目指さなくてかまいません。
「この人の投稿を見ると、なんだかほっとする」「応援したくなる」
そんな印象を少しずつ育てていくイメージです。
3.リアルの集まり・パーティーでのご縁づくり
SNSと同じくらい大切なのが、
リアルの場で人と出会い、ご縁を育てていくことです。
【参加してみたいリアルの場の例】
- 音楽関係の小さな勉強会・セミナー・交流会
- 地元の文化センターやサロンのイベント
- 趣味の集まりや、大人のサークル・パーティーなど
必ずしも「音楽関係」でなくてもかまいません。
「人とゆっくり話ができる場」に出向いてみることで、
思いがけないつながりから、演奏会や教室につながることがあります。
【リアルの場で意識したいこと】
- 「私は演奏をしています」と、さらりと自己紹介に含めておく
- 押し売りではなく、「もしご興味があれば…」くらいの距離感で
- その場では売り込みをせず、まずはご縁を大切にする
リアルの場で出会った方が、
後からSNSを見てくださり、ファンや将来のお客様になっていくことも多くあります。
4.小さな演奏会(ライブ)の企画・開催ステップ
三年目以降の大きな一歩が、
「自分主催の演奏会(ライブ)を企画・開催してみること」です。
【開催までの基本ステップ】
- テーマと対象を決める(例:大人のための少人数サロンコンサート など)
- 会場を決める(小さなサロン・スタジオ・カフェなど)
- 日程と時間(60〜90分程度)を決める
- プログラムを決める(季節の曲・映画音楽・歌える曲など)
- 参加費を決める(例:3,000〜5,000円 など)
- SNSやLINEでご案内をする
- 当日の流れとご挨拶を簡単に台本にしておく
【最初は「小さく・身近な人から」で十分です】
- 最初は10名程度の小さな会でも十分価値があります
- 「知り合い+そこからご紹介」の形で少しずつ広げていく
- 何度か続けることで、「この方の演奏会に行くのが楽しみ」というファンが育っていきます
演奏会は、「まとめて収益が入る」だけでなく、
ファンの方と直接お会いできる、大切な場にもなります。
5.オンライン開催・動画視聴権販売の広げ方
リアルの演奏会と同時に、
オンライン開催・動画視聴権販売を組み合わせることで、
参加できる方の幅を広げ、収益源をもう一つ増やすことができます。
【オンライン・動画の活用例】
- リアル演奏会をZoomなどで同時配信し、「オンライン参加チケット」を用意する
- 演奏会を録画しておき、「後日視聴権」として販売する
- ファンクラブ会員には、アーカイブ視聴権を特典として付ける
【価格設定のイメージ】
- リアル参加:3,000〜5,000円
- オンライン参加:2,000〜3,000円
- アーカイブ視聴のみ:1,500〜2,000円 など
オンラインや動画販売は、
一度の演奏会の価値を「何通りにも活かす」ための方法です。
できるところから少しずつ取り入れていきましょう。
6.ファンクラブの立ち上げ方と継続のポイント
ある程度ファンとのつながりが育ってきたら、
「応援してくださる方に向けたファンクラブ」も選択肢の一つになります。
【ファンクラブの基本イメージ】
- 月額制(サブスク)で、継続的に応援していただく仕組み
- 特典として、限定配信・先行案内・優先席などを用意する
- 無理なく続けられる内容を、最初はシンプルに設定する
【特典の例】
- 限定メッセージ・近況報告
- 演奏会の先行案内・優先席
- 限定動画・練習風景のシェア
- 年に一度のオンライン交流会 など
ファンクラブは、
「たくさんの人に来ていただく」ことよりも、
「少人数でも、深く応援してくださる方とのつながり」を大切にする仕組みです。
7.教室ビジネス(レッスン)の始め方・広げ方
三年目以降の大きな柱の一つが、
「専門楽器での教室運営・生徒募集」です。
教室は、一度生徒さんとの関係が築けると、
継続的な収入につながりやすく、安定感のあるビジネスになります。
【教室開講の基本ステップ】
- 対象を決める(大人向け・シニア向け・初心者向けなど)
- レッスン形態を決める(対面・オンライン・両方)
- 料金体系を決める(月謝制・単発・回数券など)
- 体験レッスンのご案内を用意する
- 簡単な教室ページ(プロフィール・場所・料金)を用意する
- SNSや既存のつながりに向けて、少しずつ案内をする
【教室ビジネスのメリット】
- 安定した月謝収入が見込める
- 長期的な関係性が育ちやすい
- 発表会・合同演奏会など、演奏活動とも結びつけやすい
教室を持つことで、「演奏する人」としてだけでなく、
「教える人」「育てる人」としての喜びも広がっていきます。
8.三年目の年間イメージ(ロードマップ)
ここでは、三年目以降をイメージしやすいよう、
一年間の流れの一例をご紹介します。
【年間イメージ例】
- 春(4〜6月):
SNS発信の軸を整える/リアルの集まりに参加してご縁を広げる/
小さな演奏会のテーマや会場を検討する - 夏(7〜9月):
初めての小さな演奏会を企画・開催する/
オンライン配信や動画視聴権販売にチャレンジしてみる - 秋(10〜12月):
二回目以降の演奏会の計画/ファンクラブやサブスクの構想をまとめる/
教室ページの準備・体験レッスンのご案内作成 - 冬〜年度末(1〜3月):
教室ビジネスのスタート/演奏会と教室を組み合わせた一年の振り返り/
次年度の目標(演奏会の回数・教室生徒数など)を整理する
すべてを三年目に一度に達成しようとする必要はありません。
「この一年で、どこまで育ててみたいか」を、ご自身のペースに合わせて決めていきましょう。
応用編の締めくくり
三年目以降は、
高齢者施設での演奏を土台にしながら、
ファンや生徒さんとのつながりを広げていく時期です。
SNSやリアルの集まりでのご縁、
小さな演奏会やオンライン配信、
ファンクラブや教室運営など、
どの一歩も、最初はとても小さく始まります。
それでも、一つひとつの出会いと場を大切に積み重ねていくことで、
気がついたときには、「音楽が中心にある暮らし」や、
「無理のない形での安定した収入」が、少しずつ形になっていきます。
演奏活動実践スクールでは、
こうした応用編のステップも、
決してお一人で抱え込まずに進めていただけるよう、
森口がこれまでの実践を踏まえて、しっかりとサポートしてまいります。
どの段階から始めたらよいか迷われたときや、
演奏会・ファンクラブ・教室運営についてご相談があるときは、
どうぞ遠慮なくお知らせください。
これからの三年目以降が、
みなさまにとって「音楽と共に生きる喜び」を、
さらに深く味わえる時間となりますように。
一歩ずつ、ご一緒に歩んでまいりましょう。
演奏活動実践スクール
森口九喜子