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コネなし・仕事ゼロから音楽の仕事で月30万円以上|40年間続けた11の実践

コネなし・仕事ゼロから音楽の仕事で月30万円以上|40年間続けた11の実践

私は1986年、大学在学中から演奏の仕事を始めました。

大学卒業後も演奏活動を続けていましたが、出産と育児のため、約7年間、演奏の仕事から離れた時期があります。

 

 

そして2000年から演奏活動を再開し、2026年現在も現役のフルート奏者として活動しています。

最初に演奏の仕事を始めてから、今年で40年になります。

 

 

ただし、この40年間、ずっと順調に仕事があったわけではありません。

私の父はサラリーマン、母は総合病院でパート勤務をしていました。音楽家の家庭に生まれたわけではないため、親から音楽関係の仕事を紹介してもらえるようなコネもありませんでした。

 

 

さらに大学卒業後、家庭の事情で3回の引越しを経験しています。

演奏の仕事は地域とのつながりも大きいため、引越しをするたび、それまで築いてきた仕事がなくなりました。

 

 

つまり私は、何度も「仕事ゼロ」からやり直してきたのです。

それでも、そのたびに自分で仕事を作り直してきました。

 

 

現在は、演奏、レッスン、オンラインでの仕事、出版などを組み合わせ、音楽の仕事で月30万円以上の収入を得られるようになりました。

 

 

この記事では、特別なコネのなかった私が、ゼロから音楽の仕事を作るために何をしてきたのか、そして現在も何を続けているのかをお伝えします。

電話帳を使って営業していた時代から、SNS、ホームページ、オンラインレッスン、Kindle、そしてAIまで。

 

 

仕事の作り方は変わりましたが、私の中で変わっていないことがあります。

それは、

「仕事が来るのを待つのではなく、自分から仕事を作る」

ということです。

音楽家として「見つけてもらえる場所」を作る

最初に大切なのは、演奏者や音楽講師を探している方から、見つけてもらえる場所を作ることです。

 

 

私は、無料のホームページサービスではなく、自分の独自ホームページを持つことをおすすめしています。

 

 

企業や施設の担当者様が演奏者の名前を検索したときに、次のような情報が分かる状態にしておきます。

 

 

・どのような演奏者なのか
・どのような活動をしているのか
・どのような場所で演奏してきたのか
・どのような演奏ができるのか
・どのように依頼すればよいのか

 

 

ホームページを作っただけで、すぐに仕事が来るとは限りません。

ブログやSNSも活用し、演奏活動、レッスン、演奏動画、音楽に対する考え方などを継続的に発信します。

 

 

仕事をお願いしようと思った方が名前を検索しても、何も情報が出てこないのは、とてももったいないことです。

まずは、自分の活動を知っていただける場所を整えることが大切です。

1.音楽事務所をリスト化して営業する

私が昔から実践してきたことの一つが、演奏者を派遣している音楽事務所への営業です。

インターネットがなかった頃は、電話帳を使って音楽事務所を調べました。

 

 

見つけた事務所をリスト化し、上から順番に電話をかけます。

採用担当者様には、次のように伺いました。

「演奏者を募集されていますか」

「オーディションはありますか」

「プロフィールや音源は、どのようにお送りすればよろしいでしょうか」

 

 

郵送と言われれば郵送し、メール添付と言われればメールで送ります。

指定された方法に合わせて、宣材写真、プロフィール、演奏歴、音源などを提出しました。

私は「毎日最低1通は送る」と決めていました。

 

 

一社に送って返事がなかったからといって、「私は必要とされていない」とは考えません。

次の事務所へ送ります。そして、また次へ送ります。

自分という演奏者の存在を知っていただかなければ、仕事は始まりません。

2.演奏者として身だしなみを整える

身だしなみは、演奏技術とは関係がないように思われるかもしれません。

しかし、人前に立つ仕事だからこそ、とても大切だと考えています。

 

 

私は美容室には月に1回、ネイルサロンには3週間に1回通っています。化粧も毎日し、服装もきちんとして見えるものを選びます。

 

 

靴や鞄もきれいにして、手入れをします。

高価なブランド品を身につける必要はありません。

大切なのは、清潔感です。

 

 

演奏のご依頼をいただくということは、その企業や施設のお客様の前に立たせていただくということでもあります。

 

 

演奏する前に、まず「この方なら安心してお願いできそう」と思っていただくこと。

それも、演奏の仕事の一部だと思っています。

3.生演奏を行っている企業や施設へ直接営業する

音楽事務所だけでなく、生演奏を必要としていそうな場所も調べました。

企業、各種団体、美術館、ホテル、レストラン、高齢者施設、学校、保育園、幼稚園などです。

 

 

お電話をして、必要であれば宣材写真やプロフィールを持ってご挨拶に伺います。

そして、次のようにお願いします。

「次回、生演奏のイベントを開催される際には、ぜひ出演者としてご検討いただけませんでしょうか」

 

 

待っているだけでは、私という演奏者を知らない方から依頼が来ることはありません。

まず、存在を知っていただく。

すぐに仕事にならなくても、演奏者が必要になったときに思い出していただく。

そのための営業を続けてきました。

4.自分の音楽教室を立ち上げる

私は演奏活動だけでなく、自分の音楽教室も立ち上げました。

専門楽器はフルートですが、副科として学んできた声楽やピアノも、ご希望があれば指導してきました。

 

 

ほかの楽器についてお問い合わせがあった場合には、知人の楽器講師をホームページに掲載し、生徒募集のお手伝いをすることもあります。

「私はフルート奏者だから、フルートを演奏する仕事だけ」

と限定しすぎないようにしてきました。

 

 

自分が持っている知識、経験、人とのつながりを生かしながら、音楽に関係する仕事を少しずつ増やしていきました。

 

 

演奏料だけに頼るのではなく、レッスンという収入の柱を持つことも、音楽の仕事を長く続けるために役立っています。

5.音楽業界以外の人とも積極的につながる

私は異業種交流会やパーティーなどにも積極的に参加しました。

名刺を交換したり、自主コンサートを開催するときにはチラシをお渡ししたりしました。

 

 

音楽の仕事をくださる方が、音楽家とは限りません。

会社を経営されている方、施設に関係している方、学校関係者、イベントを企画している方など、さまざまな方との出会いから仕事につながることがあります。

 

 

音楽家だけの世界に閉じこもらず、異なる仕事をしている方ともつながることを大切にしてきました。

すぐに仕事の話にならなくても、後になって演奏を必要としたときに思い出していただける場合があります。

人とのご縁は、時間がたってから仕事につながることもあります。

6.無理のない範囲で広告を使う

私は広告も利用してきました。

現在はGoogle広告やGoogleビジネスプロフィールなど、インターネットを使った方法があります。

 

 

しかし、インターネットが普及していなかった頃には、そのようなものはありませんでした。

私は最寄駅沿線の電車内広告を出したり、新聞の3行広告を利用したりしていました。

時代が変われば、広告の方法も変わります。

 

 

しかし、目的は同じです。

「ここに音楽教室があります」

「ここに演奏者がいます」

と、存在を知っていただくことです。

 

 

広告を出したからといって、必ず生徒さんや演奏依頼が増えるわけではありません。

それでも、自分の存在を知っていただかなければ、お問い合わせは生まれません。

無理のない範囲で、自分の仕事を知っていただくためにお金を使うことも必要だと考えています。

7.50歳から200万円以上を自己投資して学んだ

ここまで読むと、「森口さんは昔からパソコンやインターネットが得意だったのでは」と思われるかもしれません。

実際は、まったく逆です。

 

 

私は50歳になるまで、自分のパソコンを持っていませんでした。

Word、Excel、ビジネスメールの送り方、プロフィール文の作成などについては、自治体が開催する無料セミナーを受講し、少しずつ学んでいました。

 

 

しかし、ホームページの作り方やインターネット集客、オンラインでの商品販売については、何をどうすればよいのか分かりませんでした。

50歳になった頃、私の生活環境が大きく変わりました。

母はすでに亡くなっており、父との同居や介護も始まりました。

家庭の事情から、決められた時間に決められた場所へ出勤する働き方だけではなく、時間や場所にとらわれずにできる仕事を作る必要がありました。

 

 

そこで私は、一人で何年も悩むのではなく、すでに知識を持っている方から学ぶことにしました。

複数のビジネススクールに入り、次のようなことを学びました。

 

 

・WordPressを使ったブログの作り方
・Instagramの設定と運用方法
・インターネットを使った集客
・コンテンツの作成と販売方法
・Kindle書籍の出版方法
・オンラインで仕事を作るために必要な仕組み

 

 

これまで学びに使った金額を合計すると、200万円以上になります。

もちろん、「200万円使えば成功できる」という意味ではありません。

 

 

高額なスクールに入ることを、すべての方におすすめしているわけでもありません。

私自身も、最初は自治体の無料セミナーから始めました。

本を1冊買って勉強することや、必要なソフトを購入することも自己投資です。

 

 

大切なのは金額ではありません。

「今の自分に足りないものは何だろう」

と考え、必要なことを学ぶことです。

私は50歳のときに、「パソコンが苦手だから無理」「今さら覚えられない」と諦めませんでした。

分からないなら学ぶ。

できないなら、できるようになる方法を探す。

そのために時間とお金を使ってきました。

 

 

そのときに学んだことが、現在の収入の安定につながっています。

今では、自分でホームページを運営し、インターネットから生徒さんを募集し、オンラインで全国の方とつながることができます。

 

 

自分の経験や知識をコンテンツにして、Kindle本も出版できるようになりました。

私にとって自己投資は、単に稼ぐ方法を学ぶためのものではありません。

年齢を重ねても、家庭の状況が変わっても、自分の力で音楽の仕事を続けていくための自己投資でした。

8.オンラインで全国や海外の生徒さんを増やす

ITについて学んだことで、私の働き方は大きく変わりました。

オンラインレッスンを始め、地域だけでなく、全国や海外にいる方ともつながれるようになりました。

 

 

2026年現在、私の生徒さんの約80%がオンラインです。

私は家庭の事情で3回の引越しを経験しました。

以前は引越しをするたびに、地域で作った仕事がゼロになりました。

しかし、オンラインの仕事は違います。

 

 

住む場所が変わっても、インターネットにつながれば仕事を続けられます。

今後、生活環境が変わったとしても、すべてをゼロから作り直す必要はありません。

 

 

音楽家にとってオンラインは、単に便利なレッスン方法というだけではありません。

場所に左右されにくい仕事を作り、収入を安定させる方法の一つでもあります。

9.自分で演奏イベントを作る

演奏の仕事は、誰かから依頼されるものだけではありません。

自分で作ることもできます。

SNSや地域で少しずつファンが増えてきたら、自主コンサートを企画します。

 

 

そのとき、私は「自分が何を演奏したいか」だけでは考えません。

お客様が出かけやすい時間帯、お客様が支払いやすい金額、お客様が聴きたい内容を考えて企画します。

 

 

衣装も大切です。

一目で演奏者だと伝わるドレスを着用します。

歌詞のある曲なら、会場の皆様が一緒に歌えるようにします。

 

 

クラシックの場合は、よく知られている曲を中心にし、1曲が長くなりすぎないよう、4分以内を一つの目安にします。

「自分が演奏したいコンサート」ではなく、

「お客様が来たいコンサート」

を考えることも、音楽を仕事として続けるためには大切です。

10.自分が働いていない時間にも販売できるものを作る

音楽家の収入は、演奏料とレッスン料だけではありません。

私は、自分がその時間に働いていなくても販売できるものを作ることも大切にしています。

 

 

たとえば、CD、楽譜、動画教材、PDF教材、Kindle本などです。

自分がその時間に演奏していなくても、レッスンをしていなくても、購入していただける可能性があります。

 

 

演奏、レッスン、オンライン、出版。

一つだけに依存するのではなく、音楽に関係する複数の収入源を少しずつ作ることで、収入は安定しやすくなります。

 

 

最初から大きな商品を作る必要はありません。

自分がこれまでに経験してきたことや、人からよく質問されることを整理すると、誰かの役に立つ商品になる可能性があります。

11.営業・発信・生徒募集を毎日続ける

結局、一番大切なのは、これかもしれません。

営業する。

発信する。

生徒さんを募集する。

必要であれば広告を出す。

 

 

私は、これらを仕事がないときだけ行うのではなく、仕事があるときも続けています。

今日、演奏の仕事が入っていても、次の仕事につながる行動をします。

今日送ったプロフィールが、明日すぐに仕事になるとは限りません。

数か月後に、

「以前プロフィールをいただいたのですが」

と連絡をいただくこともあります。

 

 

だから、結果を急ぎすぎず、淡々と続けます。

仕事が入ったら営業をやめ、仕事がなくなったら慌てて営業する。

それでは、収入は安定しにくくなります。

 

 

仕事があるときに、次の仕事の種をまいておく。

これは、今も続けています。

スマートフォンとパソコンも音楽家の仕事道具

私が演奏活動を始めた1986年には考えられなかったことですが、今ではスマートフォンとパソコンも、音楽家にとって大切な仕事道具です。

 

 

スマートフォンがあれば、写真や動画を撮り、SNSを更新し、メールへ返信できます。

移動中に仕事をすることもできます。

私は移動中にノートパソコンをインターネットにつないで仕事をすることもあるため、通信プランもデータ容量をあまり気にせず使えるものにしています。

 

 

ノートパソコンでは、ホームページやブログの更新、資料作成、オンラインレッスン、出版などを行います。

今の時代は、楽器だけが音楽家の仕事道具ではありません。

IT機器を使えるようになることで、演奏以外にも仕事の可能性が広がります。

音楽だけで生活できるまではダブルワークでもいい

私は、「音楽以外の仕事をしているから音楽家ではない」とは思いません。

音楽だけで十分な収入を得られるようになるまでは、ダブルワークでもよいと思っています。

 

 

ほかの仕事をするときにも手を抜かず、働かせていただけることに感謝して取り組む。

お給料をいただき、そのお金で生活できることは、本当にありがたいことです。

生活を守りながら、少しずつ音楽の仕事を増やしていけばよいのです。

 

 

最初から、すべてを音楽一本にする必要はありません。

生活が不安定になり、音楽を続ける余裕がなくなってしまっては本末転倒です。

焦らず、自分に合ったペースで音楽の仕事を育てることが大切です。

1986年から2026年|方法は変わっても大切なことは同じ

私が演奏の仕事を始めた1986年から、40年が経ちました。

電話帳を開いて音楽事務所を探していた時代。

新聞に3行広告を出していた時代。

電車内に広告を出していた時代。

 

 

現在では、ホームページ、Google、SNS、ブログ、オンラインレッスン、動画、Kindle、AIなど、仕事を作るために使えるものが大きく変わりました。

これからも、新しい方法が生まれると思います。

 

 

だから私自身も学び続けます。

新しいものが出てきたら、自分の仕事に必要なものを見極めて取り入れます。

ただし、40年間変わらなかったこともあります。

それは、

「待っているだけでは仕事は増えない」

ということです。

コネがなくても何度ゼロになっても仕事は作り直せる

私には、音楽家の親も、親から紹介してもらえる特別なコネもありませんでした。

出産と育児で、7年間演奏活動から離れました。

 

 

家庭の事情による引越しで、演奏の仕事がゼロになったこともあります。

それでも2000年から演奏活動を再開し、仕事を作り直してきました。

営業する。

発信する。

人と会う。

生徒さんを募集する。

演奏する場所を探す。

広告を出す。

必要なことを学ぶ。

新しい働き方を取り入れる。

一つ一つは、とても地味な行動です。

しかし、その積み重ねが現在につながっています。

 

 

そして2026年の今日も、私は演奏の仕事を続けています。

「音楽が上手になれば、いつか誰かが見つけてくれる」

そう思って待っているだけでは、なかなか仕事にはつながりません。

 

 

演奏技術を磨くこと。

自分の存在を知っていただくこと。

仕事につながる行動を続けること。

どれも大切です。

 

 

50代でも60代でも、決して遅くありません。

私自身、50歳からパソコンを学び、オンラインの仕事を本格的に作り始めました。

時代が変われば、新しくできる仕事も生まれます。

これからも私は、演奏しながら、学びながら、音楽の仕事を続けていきたいと思っています。

演奏を仕事にしたい方へ

ここまで読んで、

「私も演奏で収入を得られるようになりたい」

「演奏はできるけれど、仕事にする方法が分からない」

「まずは月5万円くらいの副収入を目指したい」

と思われた方へ。

 

 

私は現在、演奏を仕事につなげたい方のために、

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読むだけではなく、

「自分なら、どこで演奏できそうか」

「何を準備すればよいのか」

「次に何をすればよいのか」

を実際に書き出しながら整理していただくためのワークです。

 

 

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演奏の仕事は、特別な人だけのものではありません。

演奏できることに加えて、自分の存在を知っていただくこと、演奏を必要としている場所を探すこと、自分から行動すること、いただいたご縁を次につなげることが大切です。

 

 

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森口 九喜子
演奏活動サポートを行っている、森口九喜子です。 30年以上にわたり、 フルート演奏・フルート講師として活動してきました。 その中で、演奏の仕事そのものにやりがいを感じ、 次第に「演奏を仕事として続けたい方」の ご相談を受けるようになりました。 このブログでは、 本業がありながら演奏活動を続けている方や、 有償演奏について悩んでいる方に向けて、 ・演奏の仕事の考え方 ・現場でよくある悩み ・無理のない続け方 などを、実際の経験をもとにまとめています。 必要な情報を、できるだけ分かりやすく整理し、 安心して次の一歩を考えられる場になればと思っています。