無料で引き受けてしまう演奏者が、なぜ断れないのか

 

演奏の依頼が来たとき、
本当は「無料はきつい」と思っているのに、
気づいたら
「大丈夫です」
と答えてしまう。

そんな経験はありませんか。

頭では
「今回はお金をいただいた方がいい」
「これ以上、無償は続けられない」
と分かっているのに、
口から出る言葉は、いつも同じ。

この記事では、
なぜ無料演奏を断れないのか
その理由を、技術や実力の話ではなく、
気持ちの部分から整理してみたいと思います。


なぜ「断れない」のか

無料演奏を引き受けてしまう理由は、
演奏が下手だからでも、
価値がないからでもありません。

多くの場合、理由はとても人間的です。

  • 嫌われたくない

  • もう頼まれなくなるのが怖い

  • 音楽ができる場を失う不安

  • 「お金の話をする自分」が悪い気がする

特に、
地域や顔の見える関係の中で演奏していると、
「断る=冷たい人」
「お金を求める=がめつい」
そんなふうに思われるのではないかと、
無意識に感じてしまいます。

だから、
本当はきつくても、
本当は負担でも、
つい「大丈夫です」と言ってしまうのです。


断れない人ほど、真面目で優しい

ここで、ひとつ大切なことがあります。

断れない=弱い
ではありません。

むしろ、
断れない人ほど、

  • 責任感が強い

  • 相手の気持ちを考えられる

  • 場の空気を壊したくない

  • 音楽を大切にしている

とても真面目で、優しい人です。

だからこそ、
「自分さえ我慢すればいい」
「音楽ができるなら、それでいい」
と、自分を後回しにしてしまいます。

でもその優しさが、
長く続くと、
少しずつ自分をすり減らしてしまうこともあります。


無料が続くと、起きること

無償演奏が続くと、
こんな変化が起きやすくなります。

  • 内容や準備の負担が増えていく

  • 「ついで」「追加」が当たり前になる

  • 移動や衣装、楽譜代が自腹になる

  • 断るタイミングが分からなくなる

最初は
「今回だけ」
「お世話になっているから」
だったはずなのに、
いつの間にか
恒例行事のようになってしまう。

そして、
「今さらお金の話はできない」
という状態になります。

これは、
演奏者側の問題というより、
最初の伝え方を知らなかっただけ
というケースがとても多いのです。


断ることは、音楽をやめることではない

「断ったら、もう演奏できなくなるのでは」
そう感じる方も多いと思います。

でも、実際は違います。

  • 無償を断っても、関係が終わるとは限らない

  • 有償でも、きちんと喜ばれる場所はある

  • すべてを断る必要はない

大切なのは、
自分が納得できる形かどうか

「今回は条件が合わないので」
「今回はお引き受けできませんが、また別の機会に」

そう伝えることは、
音楽をやめることではありません。

むしろ、
音楽を長く続けるための選択です。


同じことで悩んでいる方へ

無料で引き受けてしまうのは、
演奏に価値がないからではありません。

ただ、
どう伝えたらいいかを、
誰にも教わってこなかっただけ

なのだと思います。

もし、
本業がありながら演奏活動を続ける中で、

  • 無料で引き受けてしまう

  • お金の話を切り出せない

  • 断りたいのに断れない

そんな悩みがあれば、
公式LINEからご相談ください。

同じような状況の方のお話を、
これまで多く伺ってきました。

公式LINEはこちら
👉 https://lin.ee/7vBslUZ

本業があっても演奏で収入をいただいていいのか、
その考え方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎
本業があっても演奏で収入をもらっていいと思う理由


著者プロフィール

演奏活動サポートを行っている
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森口九喜子
演奏活動サポートを行っている、森口九喜子です。 30年以上にわたり、 フルート演奏・フルート講師として活動してきました。 その中で、演奏の仕事そのものにやりがいを感じ、 次第に「演奏を仕事として続けたい方」の ご相談を受けるようになりました。 このブログでは、 本業がありながら演奏活動を続けている方や、 有償演奏について悩んでいる方に向けて、 ・演奏の仕事の考え方 ・現場でよくある悩み ・無理のない続け方 などを、実際の経験をもとにまとめています。 必要な情報を、できるだけ分かりやすく整理し、 安心して次の一歩を考えられる場になればと思っています。