フルートを持つ女性が微笑む、秋の葉が背景のオンラインコンサート宣伝ポスター。次元が広がる暖色のデザイン。

高齢者施設でのオンラインフルートコンサート|40分間・9曲、歌声と拍手に支えられて

横浜市の有料老人ホーム様で、オンラインフルートコンサートを開催させていただきました。

 

 

定員91名のこちらの施設様からは、2021年ごろから何度も演奏のご依頼をいただいております。

 

今回も画面越しに皆様とお会いでき、温かな歌声と拍手に包まれる時間となりました。

 

 

秋の唱歌や懐かしい昭和歌謡など、40分間で9曲をお届けしました。

画面越しに届く皆様の歌声と拍手

開演前、ご担当者様から「お風邪を召されている方が多く、今日はいつもより参加人数が少ないんです」と伺いました。

 

 

それでも、数十名の皆様がご参加くださいました。ご準備やご調整をしてくださったご担当者様、スタッフの皆様に、心より感謝しております。

 

 

演奏が始まると、皆様が一緒に歌ってくださいました。こちらの呼びかけにも、手を挙げたり、手で「丸」をつくったりして応えてくださり、画面越しでも一緒に楽しんでいただいていることが伝わってきました。

 

 

たくさんの拍手や、手を振ってくださるお姿に、私自身も励まされました。

 

 

また、スタッフの皆様には、歌詞カードのご準備や、ご入居者様が参加しやすいようサポートをしていただきました。

 

 

オンラインコンサートは、演奏者だけでつくるものではありません。

 

ご参加の皆様と、そばで支えてくださるスタッフの皆様のおかげで、温かな音楽の時間が生まれています。

40分間で9曲を演奏する理由

最近のオンラインコンサートでは、40分間で9曲を演奏することを大切にしています。

 

 

始めたばかりのころは、曲の合間にお話をしたり、フルートという楽器をご紹介したりしながら、だいたい5分に1曲のペースで進めていました。

 

 

繰り返しご依頼いただく中で、施設様からこんなお声をいただくようになりました。

 

 

「九喜子さんだから、9曲演奏してほしい」

 

 

また、別の施設様からは、

「フルートの説明はもう何回も聞いているので、その分、演奏を聴きたい」

 

 

というご希望もいただきました。

 

 

初めて聴いてくださる方と、何度も聴いてくださっている方では、楽しみにされていることも変わります。

 

 

お客様の声を伺いながら内容を見直し、最近は曲にまつわるお話や呼びかけを交え、9曲をお届けしています。

名前に込められた思いと、好きな数字「9」

私の名前は「九喜子」です。

 

 

父が「喜びが最大にありますように」という思いを込めて、つけてくれました。

 

 

母は生前、「九は苦につながるから、あまり良くない漢字」と話すこともありました。けれど、私にとっては、父の願いが込められた大切な名前です。

 

 

そのため、私は「9」という数字が好きです。電話番号や映画館の座席なども、選べるときには、できるだけ9のつくものを選んでいます。

 

 

「九喜子さんだから9曲」というお客様のお言葉は、名前ごと覚えていただけているようで、とてもうれしく感じます。

開始時間も、終了時間も大切にしています

今回も時計を確認しながら、お話と演奏を進め、予定どおり40分で終了しました。

 

 

演奏会では、始まる時間と同じくらい、終わる時間も大切だと考えています。

 

 

施設様には、ご入居者様の生活の流れがあり、スタッフの皆様にも、その後のお仕事があります。

 

その中にコンサートの時間を設けていただいているからです。

 

 

私は、仕事でも日々の生活でも、時間を守ることを特に大切にしています。

 

 

楽しんでいただける演奏と、約束した時間を守ること。その両方を大切にし、安心してご依頼いただける演奏者でありたいと思っています。

演奏の仕事がゼロになってから、今の活動へ

2018年4月に東京へ来たとき、私の演奏の仕事はいったんゼロになりました。

 

 

広島で活動していたころは、毎日のように演奏会がありました。けれど、場所が変われば、それまでと同じようにご依頼をいただけるわけではありませんでした。

 

 

そこから、活動の仕方を見直し、さまざまな努力を重ねてきました。

 

 

現在は、ほぼ週に1回のペースで演奏の機会をいただいています。

 

10月も、すでに3回のご依頼をいただいており、月に4〜5回ほど演奏できるよう活動を続けています。

 

 

ご依頼が減ってきたときには、演奏内容やお伝えすること、活動の進め方などを見直します。

 

 

今の私にとって、週に1回の演奏は理想の形です。一回一回に心を込めながら、自分に合うペースで続けていきたいと思っています。

右手のけがを経ても、フルートを続けたい

2023年7月、私は右手に大きなけがをしました。

 

 

2回の手術を受け、リハビリを続けていますが、今も麻痺が残っています。

 

 

それでも、フルート演奏は絶対にあきらめたくありません。

 

 

今回も、皆様の笑顔や歌声、たくさんの拍手に支えていただきながら、無事に演奏を終えることができました。

 

 

秋の曲を、皆様のお元気な歌声とともに演奏できたこと。また皆様にお会いできたこと。そして、今もフルートを吹けることに、ただ感謝しております。

自分で実践してきたことを、受講生の皆様へ

演奏活動実践スクールでは、私自身が演奏の仕事を続ける中で実践し、学んできたことを、受講生の皆様にお伝えしています。

 

 

ご依頼につなげるための準備だけでなく、お客様の声を聞いて内容を見直すことや、約束した時間を守ることなど、演奏当日の対応も大切にしています。

 

 

今回のように、長く繰り返しご依頼いただける関係を、私自身も現場で育んでいます。

 

 

演奏の仕事をしたいと思っていても、思うように進まない時期があるかもしれません。私にも、仕事がゼロになった時期がありました。

 

 

それでも、活動の仕方を見直し、今の自分にできる形を探しながら続けています。

 

 

すぐにあきらめず、自分に合うペースや届け方を考えてみてください。私は、道は必ずあると信じています。

 

 

今回いただいた歌声と拍手を大切に、これからも心を込めて演奏してまいります。

秋から冬へ、また音楽をご一緒できる日を楽しみに

11月には深まる秋にふさわしい曲を、12月にはしっとりとした冬の曲や、楽しいクリスマスソングなどをご用意して、また皆様と音楽の時間をご一緒できればと思っております。

 

 

ご参加くださった皆様、ご担当者様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

 

風邪を召されている皆様が、一日も早くお元気になられますようお祈り申し上げます。

 

 

フルート奏者
森口九喜子

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森口 九喜子
演奏活動サポートを行っている、森口九喜子です。 30年以上にわたり、 フルート演奏・フルート講師として活動してきました。 その中で、演奏の仕事そのものにやりがいを感じ、 次第に「演奏を仕事として続けたい方」の ご相談を受けるようになりました。 このブログでは、 本業がありながら演奏活動を続けている方や、 有償演奏について悩んでいる方に向けて、 ・演奏の仕事の考え方 ・現場でよくある悩み ・無理のない続け方 などを、実際の経験をもとにまとめています。 必要な情報を、できるだけ分かりやすく整理し、 安心して次の一歩を考えられる場になればと思っています。