フルートを持つ女性演奏家が優雅な会場で微笑む、演奏の仕事をテーマにした記事のトップ画像です。最初の印象を伝えるビジュアル。

演奏の仕事がしたいのに仕事につながらない人に共通すること

「演奏の仕事がしたいです」

 

 

そうおっしゃる方は、たくさんいらっしゃいます。

 

 

けれど、長い間楽器を続けているのに、なかなか演奏の仕事につながらない方も少なくありません。

 

 

私は30年以上、演奏して報酬をいただく「演奏の仕事」を続けてきました。

 

 

ホテル、結婚式、パーティー、イベント、高齢者施設、そして自分でお客様を集めて開催する自主コンサート。

 

 

さまざまな演奏現場を経験してきたからこそ、今はかなりはっきりと分かることがあります。

それは、

 

演奏の仕事がしたいのに仕事につながっていない方の多くは、「演奏の仕事につながる行動」をしていない

 

ということです。

演奏の仕事がしたいのに、なぜ仕事につながらないのか

楽器を長く続けていれば、自然に演奏の依頼が来る。

人前で演奏していれば、いつか仕事になる。

 

 

残念ながら、必ずしもそうではありません。

 

 

演奏技術を磨くことと、「演奏の仕事を得ること」は別の行動だからです。

 

 

もちろん、演奏力は大切です。

 

けれど、仕事として演奏するためには、

・演奏を必要としている場所を探す
・自分の演奏を知ってもらう
・演奏をご提案する
・料金を提示する
・依頼を受けるための資料を整える

 

といった、演奏以外の行動も必要になります。

無料で演奏を続けていれば、いつか有料になるのでしょうか

ボランティア演奏をすること自体は、決して悪いことではありません。

 

 

人前で演奏する経験になりますし、施設様とのやり取りを学ぶこともできます。

 

 

初めて演奏活動を始める方にとっては、実績づくりとして非常に良い経験になることもあります。

 

 

けれど、

 

「無料で演奏を続けていれば、いつか自然にお金をいただけるようになる」

 

とは限りません。

 

 

むしろ、ずっと無料で引き受けていると、

「この方は無料で演奏してくださる方」

という認識になることもあります。

 

 

演奏を仕事にしたいのであれば、どこかの段階で、

「有料で演奏をご依頼いただくための行動」

へ切り替えていく必要があります。

演奏場所は、高齢者施設だけではありません

演奏できる場所は、高齢者施設だけではありません。

たとえば、

・ホテル
・結婚式場
・レストラン
・地域イベント
・病院
・幼稚園
・企業イベント
・福祉施設

など、音楽を必要としている場所はいろいろあります。

 

 

また、SNSやYouTube、ライブ配信などを続けてファンを増やし、自分でお客様を集めて自主コンサートを開催する方法もあります。

 

 

私自身も、さまざまな形で演奏活動をしてきました。

 

 

ですから私は、

「高齢者施設でしか演奏できません」

と考えているわけではありません。

 

 

いろいろな演奏現場を経験してきたからこそ、

 

これから演奏の仕事を始める方にとって、どの方法が始めやすいのか

という視点を大切にしています。

ホテルや結婚式の演奏は、誰でもできるわけではありません

「せっかくなら、華やかなホテルや結婚式で演奏したい」

そう思う方もいらっしゃると思います。

 

 

もちろん、それも素晴らしい演奏の仕事です。

 

 

ただ、実際には簡単ではありません。

 

演奏者として応募する段階で、

・音楽大学卒業歴
・これまでの演奏実績
・プロフィール
・プロフィール写真
・演奏動画

などを確認される場合があります。

 

 

そして、採用されたとしても、そこからが本番です。

 

結婚式やホテルのパーティーなどでは、当日に渡された楽譜を演奏することもあります。

 

そのため

・初見力
・アンサンブル能力
・テンポへの対応
・共演者との呼吸
・その場で状況を判断する力
・演奏者としての立ち居振る舞い

なども求められます。

 

 

さらに、その会場にふさわしい衣装や清潔感も必要です。

 

 

演奏の仕事は、ただ楽器を演奏できればよいというものではありません。

イベント演奏も、意外と楽ではありません

「それならイベントで演奏すればいいのでは?」

と思われるかもしれません。

 

 

もちろん、イベント演奏も一つの方法です。

ただし、イベントの場合、

・拘束時間が長い
・待ち時間がある
・楽器の搬入が必要
・リハーサルがある
・遠方まで移動する

という場合もあります。

 

 

実際の演奏時間は30分でも、

移動、準備、待機、演奏、撤収まで含めると、半日ほどかかることもあります。

 

 

そして、それだけ時間を使っても、必ずしも高額な報酬になるとは限りません。

 

 

演奏の仕事を考えるときには、

「どこで演奏するか」だけでなく、「時間や労力と報酬が見合っているか」

という視点も大切です。

だから私は、高齢者施設での演奏をおすすめしています

私が、これから演奏の仕事を始めたい方に高齢者施設をおすすめしているのには理由があります。

 

 

高齢者施設では、

 

30分〜60分程度

の演奏を、

平日や土日の午後に、

ご自宅の近くで行える場合があります。

 

 

そして、施設様のご予算にもよりますが、

1回5,000円〜10,000円程度

の演奏料になるケースもあります。

 

 

もちろん、ただ楽器が演奏できればよいわけではありません。

利用者様に喜んでいただける選曲。

分かりやすい進行。

施設スタッフ様との丁寧なやり取り。

時間を守ること。

きちんとしたプロフィールや演奏資料を作ること。

 

こうした準備は必要です。

 

 

けれど、音楽大学を卒業していなくても、長く楽器を続けてきた方が、

 

初めて「演奏で報酬をいただく」という経験を作る場所として、非常に現実的な選択肢の一つ

 

だと私は考えています。

大切なのは「どこで演奏するか」ではありません

もちろん、

「私は高齢者施設ではなく、別の場所で演奏したい」

という方もいらっしゃるでしょう。

 

 

それでよいと思います。

自分が演奏したい場所を探して、そこへ営業すればよいのです。

 

 

病院で演奏したければ病院へ。

幼稚園で演奏したければ幼稚園へ。

ホテルで演奏したければホテルへ。

あるいは、自分でファンを増やして自主公演を開催してもよいと思います。

 

 

方法はいくらでもあります。

ただ、どの方法を選んでも共通していることがあります。

 

 

それは、

自分から仕事につながる行動をする必要がある

ということです。

 

ホテルでも。

イベントでも。

自主公演でも。

高齢者施設でも。

 

 

「誰かが自分を見つけてくれるまで待つ」という方法だけでは、なかなか演奏の仕事にはつながりません。

演奏の仕事をしたいなら「仕事になる行動」をする

演奏の仕事をしたいのであれば、

 

・演奏の仕事につながる場所を探す
・電話をする
・メールを送る
・資料を送る
・ホームページを作る
・プロフィールを整える
・演奏動画を用意する
・料金を決める
・料金を提示する
・演奏後に次回のご依頼につながるご挨拶をする

 

こうした一つひとつの行動が必要です。

 

「いつか演奏の仕事ができたらいいな」

と思っているだけでは、なかなか現実は変わりません。

 

 

けれど、

今日ひとつ施設を調べる。

今日ひとつ電話をする。

今日ひとつ演奏資料を作る。

それだけでも、確実に前へ進みます。

 

大きなことを一度にする必要はありません。

 

演奏の仕事につながる行動を、ひとつずつ積み重ねていくこと。

それが大切です。

楽器を続けてきた時間を、演奏の仕事につなげてほしい

長い間、楽器を続けてきた。

人前で演奏できる。

誰かに音楽を届けたい。

それなら、その経験を「演奏の仕事」につなげる道はあります。

 

 

最初から大きなステージでなくてもよいのです。

 

 

まずは、ご自宅の近くで。

30分の演奏から。

5,000円の演奏料から。

 

 

一度でも、

「自分の演奏に対してお金をいただいた」

という経験ができると、演奏活動の見え方は大きく変わります。

 

 

「私にも演奏の仕事ができた」

という経験が、次の一歩につながります。

 

 

演奏の仕事をしたい方は、

「いつか」ではなく、

ぜひ今日から、演奏の仕事につながる行動を一つ始めてみてください。

 

 

その一歩が、これからの演奏活動を変えていくと思います。

演奏の仕事を始めたいけれど、どうしたらいいかわからない方へ

「演奏の仕事をしてみたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」

 

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これまでの演奏経験や、どのような場所で演奏してみたいのか、お住まいの地域などを伺いながら、今できることを一緒に整理していきます。

 

 

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演奏活動実践スクール
森口九喜子

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森口 九喜子
演奏活動サポートを行っている、森口九喜子です。 30年以上にわたり、 フルート演奏・フルート講師として活動してきました。 その中で、演奏の仕事そのものにやりがいを感じ、 次第に「演奏を仕事として続けたい方」の ご相談を受けるようになりました。 このブログでは、 本業がありながら演奏活動を続けている方や、 有償演奏について悩んでいる方に向けて、 ・演奏の仕事の考え方 ・現場でよくある悩み ・無理のない続け方 などを、実際の経験をもとにまとめています。 必要な情報を、できるだけ分かりやすく整理し、 安心して次の一歩を考えられる場になればと思っています。